(021115 revised)
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TAMANO HIGH SCHOOL SCIENCE HOMEPAGE


「メダカの交配実験でメンデル遺伝の法則を確認する」 玉島高校理数科のページ

我々にとって,遺伝はたいへん興味ある現象である。教科書にも必ずメンデルの法則が取り上げられているが,生徒にとっては今一つ興味が湧かないようである。それは,まず実験を行わず単に結果のみを紹介していること。また,遺伝子型に示されるように文字を用いての説明がなじみにくいこと。

生徒が興味を示すには実験が一番であり,エンドウの様に7対の対立形質を同時には扱えないが,優性の法則と分離の法則を実験的に確認する実験はいくつか知られている。そこでメダカの体色遺伝について検討した。



メダカは(染色体数 2n=48),主に黒メダカ(用水路などで見かける野生種),緋メダカ(金魚屋さんで扱っている),白メダカ(めったに見かけない)がある。メダカの色素胞には,黒色素胞,黄色素胞,白色素胞があり,体色はこれらの状態やくみあわせによって決まる。三種類の色素胞は,それぞれ遺伝子が決まっているため,遺伝子の組み合わせによってメダカの体色が決まる。

黄色素胞にカロチノイドをためる遺伝子Rは黒メダカ, 緋メダカ, 共通に存在するから,純系のクロメダカの遺伝子型はBBRR,純系のヒメダカの遺伝子型はbbRRで示される。両者ともRR は共通なのでB とb のみをここでは考えればよい。メダカの性と遺伝子型とは直接関係ないから,Pにおいてクロメダカ (BB),ヒメダカ (bb) どちらがオスでもメスでもかまわない。

(一部略)図のF1(Bb) はすべて黒色となり優性の法則が確認される。産卵総数は442個で,うちクロメダカ(BBとBbの和)とヒメダカ (bb) とのF2での分離個体数比は335個:107個である。従って分離比は3.13である。全体を考えるとほぼ理論値と一致する。こうして対立遺伝子のBとb とは別々に遺伝するという分離の法則が確認された。(詳細略:詳しくは本サイトで