ここではメダカを使って、光しげきによって実験してみましょう。メダカを入れたガラス水そうを、第25図のように上からつりさげます。この水そうをとりまいて、ボール紙で円筒をつくり、その内側を、
第25図のように、黒と白のしまもようにします。しまの巾は適当でよろしい。この円筒を、何でもよいから、回転する台の上にのせてください。あまりはやく回転するものは困りますが、学校なら、化学教室にある、手廻し円心器のようなものを利用してもよいでしょう。そしていろいろのはやさで回転してみてください。メダカの入った水そうは動かないのに、しまもようが動くにつれて、メダカがそれを追うように、同じ方向に回りはじめるでしょう。メダカはしまもようの回転に誘惑されたのですね。回転のはやさをだんだんはやくすると、メダカもだんだんはやく泳ぎますが、あまりはやくなると、しまもようが、もうしまにみえず、一様な灰色にみえるようになります。このようになると、メダカももうしまもようを追わなくなり、回るのをやめてしまいます。おそらくメダカの眼にも、しまもようにはみえなくなっているのでしょう。この実験は、メダカによって個体差があり、よく反応するメダカもあれば、ほとんど反応しないメダカもあります。ちょうど人でも、よく流行をおう人もあれば、まったく無関心の人があるようなものでしょう。